京都府保険医協会が主催する地域医療シンポジウムに参加   3月


☆「医療崩壊」の知られざる真実

京都府保険医協会が主催する地域医療シンポジウムに参加しました。
なんといっても、済生会栗橋病院副院長の本田宏氏(NPO法人医療制度研究会理事長)
の基調講演は圧巻です。

医療現場に身を置いていたわたしとしては、「そうだ、もっと言わなきゃだめだ。医療現場の笑えない真実をみんなが知らなきゃ変わらない。」と実感。
 
本田宏氏の軽妙な語りのなかに、「手術室から病室に術直後の患者を移送する仕事があるが、海外では移送業務を担当する職員がいるのが当たり前、日本は医師や看護師がやっている。わたしなんか一人でやってますよ。」というくだりがありました。
手術を終えた医師が、術衣のままでストレッチャーを押している姿が目に浮かびます。

思い起こせば、看護学で「ストレッチャーの移送は二人で、頭部側のナースは常に患者の顔色から全身状態を観察し…。」となっていましたが、今の医療現場はどうでしょうか、二人のナースが移送にあたれない状況もままあるのではないでしょうか。

「医師や看護師をはじめ、医療スタッフが足りなさ過ぎる」医師数は、OECD諸国平均に達するには14万人も足りない。やっと世の中の常識になりつつありますね。

「医療の安全を守るために必要な人員が確保できるための診療報酬が必要とみんなが言わなきゃ」
「日本は先進国で最も患者負担が高く、診療報酬が低い国と知ってました?」
「医療費が上がると聞くと、窓口負担が引きあがると連想させ、医療機関と国民を対立させる卑劣なやりかたにだまされないこと。…」
「ムダな道路よりも命」将来的に確実に減っていくドライバー、確実に増えていく高齢者、社会的基盤として急いで整備するのはさあ、どっち!?
  
政治家にみんなの意見をしっかり言わなきゃ、変わらないよ…。のメッセージがここちよい。
パネリストの医師からは、医療現場の実態がリアルに語られました。

京都府北部の医療実態は、一刻の猶予も許されない状況です。
政治責任の追及なしに解決の道はありません。
わたし自身、これまで主張してきたことに一層確信をもってがんばりたいと思いました。