擁翠園 京都貯金事務センター跡地の売却問題 12月

☆庭園(擁翠園‥ようすいえん)競売「待った」‥12月8日京都新聞夕刊記事
   
京都貯金事務センター跡地の売却問題で、11月24日、市会普通決算特別 委員会総合企画局にくらた共子が質問。

「擁翠園」が上京区の「史跡100百選」にも選ばれた名園であること、地域住民からも保存を求める声があることを紹介し、京都市は京都創生に照らし方針をもつべきと求めました。

これに対し、京都創生推進室長は「関係局にも聞き、市として何ができるか検討したい」と答弁しました。専門家の調査に基づき京都市は、「擁翠園」を市指定文化財に相当する価値があると認定。

郵政公社に対し、「売るにしても庭園の保存を条件に付けてほしい。」と求めているが、郵政公社は突っぱねています。すでに競売広告が出ています。公社は、12月14日に競売説明会を開き、25日に入札実施する予定としています。

この庭園が郵政省の所有となったのは、昭和28年からです。当時も「庭園を残せ」の住民の運動があったのだ‥と聞いています。以降、郵政省は庭園の維持管理を行い、春秋には庭園の一般 公開も行ってきたのです。江戸時代初期に築かれ、幾多の困難を乗り越え現在まで保存されてきた歴史的文化的価値の高い「擁翠園」が姿を消す‥新たな危機に直面 しています。

郵政公社は、庭園保存を条件づけることで売却価格が下がるとしていますが、「儲け」追及のためにこの地の文化特性を無視したやりかたを容認することはできません。

わたしは、この地域のみなさんの思いを大切にしたいと思います。「擁翠園」保存のため力を尽くしたいと思います。みなさんのご協力をよろしくお願いいたします。