宇都宮市子ども発達センター 8月22日視察報告


8月22日に視察した宇都宮市子ども発達センターです。

 この施設は、障害の気づきから児童期を通 した総合的な療育・相談などを行う拠点施設として今年4月2日に開設されました。施設の内容は、子ども発達センターと西部保育園の併設でエントランスはひとつです。

 事業の内容は、子ども発達相談室、乳幼児発達健診、5歳児発達相談、知的障害児の通 園施設、肢体不自由児通園施設、乳幼児発達相談事業、障害児療育事業、障害児診療検査事業、その他の機能として在宅での各種福祉サービスの利用援助を行う障害者地域生活支援センター、養護学校に通 う障害児を対象に、放課後や夏休み期間などの一時預かりを行う障害児育成支援事業です。

 西部保育園には在家庭親子の子育てを支援する子育てサロンがあり、専任者が配置されています。
 
 センター開設のメリットを聞くと、健常児と障害児相互の触れ合いが自然に図れることから、保護者同士の相互理解も深まること。保護者が健常児が通 う保育園での保育と、障害児が通う通園施設での保育の実際を通し、子どもの発達を理解し障害の受容をサポートすることができること。「これまでどこに相談すればよいのか迷った」という保護者からも、「子どものことならどんなことでもここで相談ができ安心だ」の声がある。関係する専門機関が複合することで、発達障害の発見からその後の相談支援へと一連の流れがつくれることなどが紹介されました。

 わたしは視察のあとに、児童への虐待が疑われた場合の対応について聞きました。児童虐待が疑われた場合には児童福祉課相談員への連携をとり、必要な場合には中央児童相談所で保護対応されるとのことでした。