《ママチャリ日記 2009年3月

■ バラの香りに誓う 次のたたかいを目指し一層がんばりたい

☆バラの香りに誓う‥
下京区市会議員補欠選挙、もりの修一さんの結果は残念でしたが、市民の暮らしの実態を告発し、10億円もの国保料の値上げがいかに、いのちを脅かされる市民の願いに反しているか、もりのさんの訴えは、多くの方の共感となり広がったものと思います。

営業もくらしも大変なこのときに、いのちに直結する国保料の値上げは自治体の責任を放棄するようなものです。予算を組み替えれば国保料の値上げはしなくてもすみます。

建設費に200憶円、年間維持費に20億円かかる焼却灰溶融炉は、ゴミを燃やしてできた灰を溶かして半分の量 にするための大型焼却炉ですが、ゴミの埋め立て最終処分地はいまの時点で30年はもちます。急がなくてもよい事業ではないでしょうか。灰よりも、市民のいのちを思いやる市政に早く転換したいものです。

補欠選挙の前日、わたしがバス亭でバス待ちの方々と話をしていると、自転車で通 りがかった方が、「次の選挙、楽しみですね。筋を通しているのはおたくの党だけや」と声をかけ、近くの花屋さんでバラの花を買い激励してくださいました。
さこ府議をよく知る方で、「実直で、おとなしく‥そんなところがよい。」とお褒めの言葉をいただき二重に感激しました。

きっと、身近な存在としての党の姿が、違法献金疑惑の渦中にある他の政党との違いに鮮やかな印象として思い浮かぶものがあったのではないかと思います。
みなさんの信頼にこたえられるよう、次のたたかいを目指し一層がんばりたいと思います

 

 ■ 19日の閉会本会議で

19日の閉会本会議で、日本共産党議員団を代表し、赤阪仁議員と井上けんじ議員が、一般 会計予算について、北山ただお議員が、公営企業予算について、討論。

とがし豊議員が、左京区役所建設に関する議案について、ひぐち英明議員が、経済対策を求める意見書について討論、さの春枝議員が、後期高齢者(75歳以上)からの保険証のとりあげ撤回を求める意見書の提案説明。

 
☆京都市伝統産業の日
2009西陣織大会のテーマは「職人の技」です。ものづくりの工程をすべて見せることができるということ。これほど確かなものはありません。
そして、みせても盗めない、真似ることのできないものが究極の「技」なのかもしれません。

先日も、ある工芸作家の方から相談をいただきました。「苦境にある業界をなんとかして活性化させたい」「多くの方に、伝統工芸の技術の素晴らしさを知っていただきたい」

わたしは、作家のお話を伺い、国際的な賞に輝いた作品をプロだけでなく、ひろく一般 のひとにみてもらい伝統工芸の可能性を身近に感じてもらいたいという熱意を感じました。
大量消費、大量廃棄からの脱却と、ひとを幸せにする「ものづくり」で栄える日本を展望し、多くのみなさんが「職人の技」に触れていただけることを願います。

 ■ 市民の声に背を向ける、自民公オール与党の姿くっきり

☆市民の声に背を向ける、自民公オール与党の姿くっきり
19日、市会閉会本会議です。結了委員会で各会派が議案に対する態度を発表しましたが、経済不況に苦しむ市民に負担を押し付ける予算案にオール与党は賛成の態度をとりました。
市会運営委員会ですべての議案に対する各会派の態度表明を行い、意見書、決議に対する態度と、明日の閉会本会議の進行などを確認しました。
  
☆さあ、下京区市会議員補欠選挙で審判下そう
国保料を値上げることが、どれほど市民を追い詰めるか、保育園の補助金を5億円削ることが、こどもたちにどれほど影響を与えることになるか、日本共産党議員団は全力で論戦してきました。

わたしたちは、市民のみなさんの暮らしを知っているからです。29日投票の下京区市会議員補欠選挙は、みなさんの暮らしの声を受け止め市長に突きつける議席を増やすのか、それとも国のやり方をそのまま踏襲し、市民に痛みをおしつける議席として許すのかの選挙です。
いま、暮らしを守るために必要なのは、日本共産党の議員を増やすことです。

 

 ■ 保育の春、遠い‥ 保育園は、来年度の保育体制に頭を抱えています

春寒のころ、いかがお過ごしですか。花粉も激しくとび難儀されている方も多いのではないかと思います。
2月市会も最終版です。各委員会質疑を終え、各会派でそれぞれの議案に対する態度の検討に入ります。

☆保育の春、遠い‥。
みなさんの身近な保育園は、来年度の保育体制に頭を抱えています。
ある保育園では、「補助金カットで、年間約400万円の経費を削減しなければならい。」と非常勤保育士の勤務時間を1日8時間から6時間に‥と人件費コストを圧縮する動きとなっています。

「1日6時間では、生活していけない‥」と現場を去る非常勤保育士。
「働きがいをもっている。いつか正職員として働けることを夢見ていたのに‥」現場の声は悲槍です。
「同じ思いで一緒に働いているのに、辞めなければならない仲間に声もかけられない‥」
「とてもじゃないけど、仕事に集中できない」
「保育体制どうなるの?」

市長が提案した保育プール制の補助金カットは、保育現場を激震し、保育の質とともに子育てへの希望をすぼませています。
市長や理事者は、「保育の質を損なうことのないよう、保育連盟や現場にはお願いしている」と言うばかりで、補助金カットで保育の現場がどうなるのか、なにをもって保育の質が担保されるのか説明はありません。

わたしは、こどもたちの育ち、安全を願う市民の声を、「財源不足」の大合唱でかき消させてはならないと思います。保育プール制5億円の補助金カットは撤回させましょう。

☆志位さん、西陣にきはったんやてねエ
 3月7日、「志位和夫が語る日本経済改革」には中小企業家、銀行幹部、行政関係者ら250人のみなさんにご参加いただきました。
報道関係者も多数詰めかける講演懇談会でしたが、一般商業紙はいっさい報道していません。

  地域を歩くと、「11月分の代金は入ったけど、得意先が自己破産しはって、その後の代金が入らんことになった。家じゅうしゅんとしてしもうて‥」と憔悴した声をお聞きします。

 年度末決算に向かい、地場は、関連業者の倒産、廃業がどこまですすむかと恐々としています。
寒さが緩んだ今日も、西陣のろうじを吹き抜ける風はやはり冷たい‥。

 15日付京都民報に掲載された西陣織会館での経済懇談会の記事を紹介すると「遅すぎるくらいや‥。けど、そうか志位 さんがきはったんやなア、そうか西陣織会館に‥」と食い入るような視線が生まれます。
 不況下の人間のくらしに想いを馳せる政治に、虚業でなく実業栄える日本をつくるために力を合わせましょう。政治の春を迎えるために‥。

 

 ■ 市立病院は市立のままで、公的責任の発揮を 10日

☆市立病院は市立のままで、公的責任の発揮を
昨日9日は公営企業予算特別委員会市長総括の質疑がありました。
わたしは、市立病院が公的医療機関としての役割を発揮するために、独立行政法人化するべきでないと求めました。

市長は、「市立病院を独立行政法人にすることと、政策医療(救急医療や感染症対策、がん医療などのように診療報酬ではまかないきれないコストを必要とする医療)とは何ら矛盾はしない。」とこたえるのが精いっぱいのようでした。
京都市はすでに来年度の市立病院予算で、補助金も一般会計からの繰入金も減らしています。紹介状を持たない初診の患者さんへの初診料や、診断書料など窓口負担の引き上げも組み込んでいます。

独立行政法人に移行すれば、政策医療の赤字部分を一般診療分野の経営効率化で吸収させようということです。経営効率を図ろうと思えば、人件費の抑制、医療労働のさらなる激務化から医療の安全性への懸念も生じます。差額ベッド料など私費部分の患者負担も増えることが考えられます。

わたしは、思わず言いました。
いったい、医療現場に対する認識はお持ちなのか。
一般診療部分で採算性を追及するというが、診療報酬が改悪されるたびに、医療現場は疲弊している。
どんなに努力しようにも、どうにもならない状態ではないか。

高齢化、重症化、家族の支える力も弱まっている。それに見合う体制もとれない日本の医療の現場は深刻です。わたしの胸の中に、32時間ぶっとおしで働く医師、夜勤帯にトイレにもいけない看護師の姿が渦巻きました。

地方独立行政法人化の背景には、「財政健全化法」があります。
財政健全化のねらいは自治体リストラです。
市長は、市民のいのちと暮らしを守ることが最大の使命だと言うのなら、国のガイドラインに沿った市立病院の独立行政法人化は見直すべきです。

☆☆ 政治は、ほんまにうごく
 3月29日下京区市会議員補欠選挙は3極対決
 このページの6日の記事にも委員会室の空気も微妙‥と書きましたが、
ますます微妙です。市長総括の日も、与党会派の質問が局別質疑からトーンダウンしていると感じました。
 もちろん、「市長を支えるオール与党」のみなさんですから、ヨイショに余念はありませんが、市民の目と声を無視することはできないということですね。
 与党各会派のお家事情はともかく、市民の力が議会を動かし、切り開いていることを感じます。
  
今日、わたしは、議会中にたくさん寄せられている相談ごとへの対応で走り廻る予定です。

 

 ■ 虚業でなく実業栄える日本に  ~志位委員長が語る日本の経済改革~ 3月7日

虚業でなく実業栄える日本に
~志位委員長が語る日本の経済改革~


中小企業経営者、銀行幹部、自治体関係者ら250名のみなさんにご参加いただきました。ありがとうございました。

開会にあたり西陣織工業組合の山崎清一郎副理事長より、歓迎のご挨拶をいただきました。
山崎副理事長は、「永田町では、何千万円単位の献金が問題になっているが、われわれ伝統産業、中小企業では職人の工賃は時給150円から200円台。業界の経営は危機にひんしている」と実情を訴えました。

挨拶する山崎清一郎 西陣織工業組合副理事長

志位委員長は、「ルールなき資本主義」を正し、「ルールある経済社会」をつくる方針を
1)人間らしい雇用のルールの確立
2) 外需だのみから内需主導へ
3) 外資頼みの投機市場からの脱却、三つの角度から語りました。
 
あらためて驚く、国家予算案
09年度、中小企業1社あたりの予算 45000円
米兵一人あたりの「思いやり」予算 811万円
 これでは、100年に1度の経済不況に中小企業はひとたまりもない。
 日本共産党は「中小企業憲章」を提案し、現在1890億円にすぎない中小企業対策予算を1兆円にまで増額させる立場です。
 
 懇談では、「西陣織ではいくつもの工程で消費税がかかる。せめて、税率を上げないでほしい」「モノづくりでは食べていけない状況」「お客さんの本当のニーズに結びついた商品をつくりたい」「規制緩和で、タクシー業界は大変な苦境、規制しなければならないところには規制が必要」などの要望や訴えが出されました。

 また、「内需拡大というときに、東アジアも含めて考えるべきだという考えがあるが、どうか」の質問に、志位 委員長は、アジアなどの各国が内需を重視しながらお互いに豊かになるように連携していくことは賛成です。一番危険なのは、これまでのような借金の上に成り立ったアメリカの過剰消費に頼るやり方です。」とこたえました。

 

 ■ 予定候補 もりの修一事務所開き 3月6日

3月6日 3月29日下京区市会議員補欠選挙
予定候補 もりの修一事務所開き 
道沿いに溢れる人の波‥くらしの厳しさかみしめて支え合う、人と人とのぬ くもりを感じる事務所開きでした。
和装卸業に携わり、丁稚奉公からたたきあげられた苦労人。
「自営業者を守らなあかん、この思いがわたしの原点」不況の冷たい風が吹きすさぶ、下京区の代表にどうしても必要なひとです。
 
こくた恵二国会対策委員長が激励の挨拶。
献金疑惑の民主党、返金ラッシュの自民党。
献金まみれの政党に政治を委ねるわけにはいかない。
みんなが必要とするのは、弱い者を裏切らない誠実な力だ。
国民不在の政治を転換するために、たった一人を選ぶこの下京区の選挙で、政治を変える大きな流れをごいっしょにつくろうではありませんか。

 

 ■ 委員会室の空気も微妙‥ 6日

☆委員会室の空気も微妙‥
2日からはじまっている予算委員会もいよいよ後半です。

わたしは、公営企業予算特別委員会で、病院事業、市バス、地下鉄事業についての質疑を終え、6日は水道局に対する質疑。質疑の概要は後日、ホームページに掲載しますのでご覧ください。

さて、毎日いろんなことが起こり、その日その日の委員会室の空気の流れも微妙です。
西松建設からの献金疑惑について記者会見した民主党の小沢代表。
疑惑は晴れるどころか、ますます深まるばかり。
小沢代表も、民主党も国民に対して誠実に説明責任を果たすべきです。

この問題を受け、過去に西松建設から献金を受け取っていた自民党の国会議員からの同社への返金が相次いでいます。
企業献金をやめさせないかぎり、政治の腐敗は止められません。